このアップデートで実装されるのは,「クロニクルII」。五次職をはじめ,ストーリークエストのフィーチャーやギルド戦の導入など,従来のコミュニティ重視路線から大幅なパワーアップを遂げるのだ。
今回4Gamerでは,NHN Japan ゲームエンタープライズ事業本部 オンラインエンターテイメント事業部 プロデューサー 山本征幸氏,サービスセンター サービスリレーションズチーム ディレクター 阿部 誠氏,同チーム ローカライズ&QA担当 山田保敏氏の3名に,タイトル変更の経緯や,路線変更ともいえるリニューアルの概要を直接聞く機会を得た。
“輝く”世界で“目を輝かせるような”冒険を! 「twinkle」に込められた思いとは?
アトランティカ4Gamer:
本日はよろしくお願いします。
まずは今回,タイトル変更に至った経緯をあらためて教えてください。
山本征幸氏(以下,山本氏):
大きな理由の一つは,クロニクルIIアップデートです。このアップデートで,ギルドトーナメントや「ポコ」システムなどを実装し,これまでよりも幅広い遊び方が可能になります。
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Legend of LUNAから大きく変わる部分もありますから,それに向けてキーワードも変えたかったんです。
4Gamer:
従来のキーワードでは,ゲーム全体を表現しきれなくなるというわけですか。
山本氏:
今までのキーワードは「可愛い」「まったり」「ハートフル」「ほっこり」などでしたが,それに加えて「ワクワク」「冒険」「好奇心に満ちた世界」「遊び場」を入れたいと考えました。
その上で,さらにゲームが変わったという事実,そして私達の運営に対する姿勢も変えていくということを伝えるために,タイトル変更を考えたんです。
4Gamer:
タイトル変更って,通常はよほどのことがない限り行われないものですよね。確かにインパクトは大きいです。
ですが,なぜ“twinkle”という言葉を選んだんでしょう?
山本氏:
新タイトルにふさわしい言葉を求めて,プロジェクトチーム内で100以上の候補を挙げました。その中には,キャッチーで可愛いイメージを前面に出すためという意味で,ひらがなで「るなるな」なんてものもありましたね。遊び場を表現するために「LUNA オンラインパーク」といったものも考えました。
しかし,それらが本当に適切かというと,どれもしっくりこなかったんですよ。そうこうしているうちに,山田が“twinkle”という言葉を出してきたんです。
4Gamer:
山田さんが発案者なんですね。
山本氏:
ええ。この言葉には,“きらめく”“輝く”という意味があって,その言葉を聞いたときに「好奇心」や「ワクワクした気持ち」がキラキラと輝いているようなイメージがして,先ほど申し上げた新しいキーワードにもピッタリ合致するな,と。
さらに調べていくと,“目を輝かせる”という意味があることも分かりました。プレイヤーの皆さんに目を輝かせながらプレイしていただけるようにサービスクオリティを上げていきたいという,私達運営側の姿勢を表現する意味でも,これに当てはまったんです。こういった経緯で,新タイトルが決定した次第です。
4Gamer:
なんだか,運命的ともいえるエピソードですね。
では,山田さんはどこからtwinkleという言葉を思いついたんですか?
山田保敏氏(以下,山田氏):
チームが提示したイメージをもとに検索をかけたり,翻訳したりしているうちに見つけたというのが正直なところです。だから,まったくの偶然なんですよ。
ただ,twinkleという文字を見た瞬間に,コレだ! とは思いましたね。言葉の響きも,躍動感のある可愛らしい感じですし。
山本氏:
twinkleという言葉が出た途端に,ほかの候補はすべて消えました。それまで2?3時間の会議を何度も重ねていたんですが,まったく決まらなかったんですよ。ひょっとしたら,無駄に時間を浪費しているんじゃないか? なんて思ったこともありました。
4Gamer:
どれも決め手には欠けていたと。
山本氏:
だからもう,「それっぽい感じが出ていれば別に何でもいいよ」みたいな空気になりかけたこともあります。でもやっぱり,妥協はしたくないんですよ。だから会議を続けていたんですが,そこに山田がtwinkleを出したら空気が変わって,満場一致でコレだ! となったんです。
山田氏:
あとで説明しますが,今回,新システムとしてポコが導入されるんですよ。プレイヤーとポコの2体一組,つまり“Twin”という意味を持たせることもできるね,と。
4Gamer:
るなるなやオンラインパークは,一気に霞んでしまったわけですね。
山本氏:
いやあ,それに決めなくて本当に良かったですよ,今にして思えばですけど(笑)。当たり障りのない言葉では,違和感が残ったまま運営を続けることになったでしょうし。
「クロニクルII」ではレベルバランスの改善に着手。同時にコンテンツ不足も解消
4Gamer:
それでは,クロニクルIIアップデートの具体的な内容を教えてください。
山本氏:
大きなところでは,新しいマップ,新しい職業,ギルドトーナメント,ポコシステムが実装されます。
そのほか改善点として,レベルバランスの調整,不具合の解消,セキュリティの強化を実施します。改善に関しては,7月15日にすべて行うというわけではなく,クロニクルIIを通じて順次実施していく予定です。
4Gamer:
なるほど,中期的な展開を予定しているんですね。
山本氏:
まず手を付けるのは,レベルバランスの調整です。
第一弾として,7月15日に経験値バランスの見直しを実施します。そのあと,各レベル帯へ適切なクエストを追加するなど,引き続き調整を行っていきます。
4Gamer:
それはプレイヤーの要望に応える内容となるんですか?
山本氏:
ええ。実際,「可愛らしいゲームなのに,途中からレベルバランスがきつくなっていく」という声が多いんですよ。中高レベル帯になると,必要経験値が高すぎなのではないか? という分析結果も出ていますし。
だからまずは,そうした部分の必要経験値を下げます。
4Gamer:
つまり,中高レベル帯にさしかかってからも,順調に成長させやすくなるんですね。
山本氏:
そして次の段階は,クエストの調整です。
多くの人はクエストをクリアして経験値をもらい,レベルアップしていくことを望んでいると思うんです。ところが,中高レベル帯になると,クエストが少なくなるため,足りない経験値を狩りで補わなければなりません。
そうなると,どうしてもゲームが単調になってしまいますから,ここにもメ
引用元:精霊物語グランドファンタジア(Grand Fantasia) 専門サイト
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